花伝社から出版されたキアンガ=ヤマッタ・テイラー『コンバヒーリバー・コレクティヴ宣言』の翻訳を手掛けるPolitical Feelings CollectiveがによるNewsletterの第四弾。
今回は、黒人女性たちの死闘、サバイバルの中に含まれる意味とそのために使われた出版という手段の在り方に深くフォーカスした内容になっています。さまざまな歴史的な黒人女性たちの言葉や著作を紹介しながら、私たちの生活の中での「組織化」の可能性を考えるきっかけとして読みたい一冊です。
3色のカラーからランダムでお届けします。
----以下、公式より引用----
PFCによる初の訳書『コンバヒーリバー・コレクティヴ宣言——ブラックフェミニズムをつくってきた黒人女性たちは語る』(花伝社、2026)の刊行直後に制作した第4号。
コンバヒーの女性たち、ブラックフェミニストにとって重要な、黒人女性として/黒人女性についての言葉をつむぐことと、黒人女性のサバイバルとの関わりを、特集のテーマとしてかかげました。
コンバヒーの活動の重要な局面において、「書くこと」(彼女たちがブラックフェミニストとしての「宣言」を書いたように)が、そして書くことにとどまらない、自分たち自身での「出版」活動(パンフレットの制作、キッチンテーブル・プレスの創設)が出てくることは、『宣言』本や本号の特集名を冠したエッセイで扱われているところです。
コンバヒーの女性たちの本を訳す過程で、私たちは、彼女たちに加えて多数の他のブラックフェミニストや、黒人女性の存在を知ることになりました。それは「こんな人(たち)がいたの!?」というような経験でした。そんな女性たちやその言葉を、できるかぎり多く紹介してみようと編まれた記事が「In Their Own Words」です。
そして本号には、私たち自身が現在、この世界・社会で生きていく中で、さまざまに抱えるものごとから、きわめて多面的な本『宣言』へと、小さな入り口を一つ一つ開いていく、ガイド記事「最悪な世界を生き延びる方法8選」もあります。
はじめて詩のコーナーも設けました。1980年代、パレスチナの人々の抵抗に連帯を示したあるひとりのブラックフェミニスト詩人の詩の試訳を掲載しています。
■目次
一人ひとりの有限な生を超えて
└Political Feelings Collective
出版とサバイバル:アレクシス・ポーリン・ガムス「私たちは自分の母になることを学びうる」を読む
└ 大重祐紀
In Their Own Words:生き延びる言葉
└ 西山敦子 / DIRTY
最悪な世界を生き延びる方法8選━━コンバヒーリバー・コレクティヴのサバイバルガイド
└ ヴィクトル・ヤクシェフ
POETRY
ジューン・ジョーダン「インティファーダの呪文:b.b.Lに捧げる詩 #8」試訳
└ 西山敦子