政治の話をするべきか、創作者は政治の話に関わるべきかという話を目にする機会が増えています。話がしたければできたほうがいいし、することによって不利益を被ることがないであってほしいと思いますし、逆、つまりは話したくないこともまた同じように自由にできるのが理想的だと考えています。
本書は、政治の話がいまこそしたいのだという9名の出版に関わる人々のエッセイを収録したものである。「政治の話」といっても、何も直接的に政治的な意思決定にまつわるものだけではない。自分の身近な生活体験を通じて考えたことも政治の話の1つだ。デモの話はもちろん、そこから派生して自分の家族やジェンダー、仕事など様々な事柄が政治の話に関わってくる。漠然とした不安や、自分がこんなに考えているのは大げさなことなのだろうかと思っている人にこそ届けたい1冊です。