



季刊写真誌「デジャ=ヴュ」の第19号です。特集は「バウハウスの写真」。バウハウスというと、デザインに着目されやすいですが、基本的には芸術活動と建築を対象にしていた運動であり、写真はその一側面として非常に大きな要素を占めているものでした。
そんなバウハウスの写真についてはもちろんですが、日本からの留学生である山脇巌の写真や、バウハウス以降の写真についての論考などが掲載されています。
・目次
モホリ=ナギの理論とバウハウスの写真作品
昼の「夢想」から夜の「覚醒」へ - ベンヤミン、モホリ=ナギ、バウハウス(高島直之)
山脇巌、バウハウスの日本人
山脇巌の生涯と作品(川畑直道)
バウハウスと「新興写真」 - 山脇巌を中心に -(飯沢耕太郎)
日本のフォトモンタージュを観る(抜粋)(山脇巌)
バウハウス以降の「機械の眼」
機械美と写真(上野俊哉)
ネガティヴ・ヴィジョン - ネガ・言語・実験、1920年代以降の実験写真について(港千尋)
reviews, topics, essays
『アメリカ人』が与えてくれた啓示(サラ・グリーノウ)
なぜ東京で「東京の夢」を見ることができないのか(飯沢耕太郎)
English review(アルトゥーロ・シルヴァ)
状態:表紙右上に折れあり。
発行年:1995
出版社:フォトプラネット