食パンにたらす蜂蜜はゆるくねぢれ並行世界も朝か
私が選ばなかった世界にいる、もう一人の私へ。
あなたの朝には、光が差していますか。
困難な時代にあっても、自分の朝を引き受けて生きるために、
暮らしの手ざわりと社会の裂け目を、同じ地平でうたう。
『一匙の海』で3賞を受賞した著者が、
15年の時を経て放つ待望の第2歌集。
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【推薦】先崎彰容さん
「お湯のなかでひらく花弁、指先で腐イチゴをえぐる。
こうした抒情と政治的短歌は両立する。
それが柳澤美晴の可能性の中心だ。」
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著者紹介
【著】柳澤美晴(やなぎさわ・みはる)
1978年、北海道旭川市生まれ。2001年、未来短歌会入会。2006年、「モノローグ」で2005年度未来賞受賞。「WATER FALL」で第49回短歌研究新人賞次席。2008年、「硝子のモビール」で第19回歌壇賞受賞。2011年、第一歌集『一匙の海』上梓。『一匙の海』にて第26回北海道新聞短歌賞、第12回現代短歌新人賞、第56回現代歌人協会賞受賞。2012年、下川町文化奨励賞受賞。
現在、北海道新聞「日曜文芸」短歌欄、斎藤茂吉記念中川町短歌フェスティバル、全国高等学校文芸コンクール短歌部門において選者を務める。