『さみしがりな恋人たちの履歴と送信』が話題を呼んだ作家・笠井康平の原点にして到達点。
2018年の「いぬのせなか座」加入時に突如として発表され、そのデザイン性とともに小説・批評・演劇・詩歌など多方面で衝撃とともに受け止められた『私的なものへの配慮No.3』の縮刷・増補版です。
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ある者の死をめぐる逡巡と、テクノロジーや情報格差をめぐる論を、大量の注とともに展開していく本作は、その話題性ゆえに早々に品切状態となり、長らく入手困難となっていましたが、今回それが縮刷版(約70%縮小)として復刊されました。
再販にあたり、刊行から8年を経て生じた変化をSF作家の樋口恭介、編集・デザイン担当の山本浩貴、そして著者の3名で振り返る鼎談「どんな私が書いてもいいと思えたら」を追加収録。
さらに書き下ろしを含む複数のエッセイを新たに増補。
AIの急速な発展と激変する世界情勢にさらされるなかで、はたして「日本語で書き読む」とは、「私」として生きるとは、どういう意味を持つのか。
本書は〈多くの予言〉と〈どうしようもない当たり前さ〉のあいだで今も引き裂かれ続ける。