路上には、自由と邪魔が同居しています──
解放区なのか、はたまたルールによって管理される場所なのか。
さまざまな価値観が折り重なる〈路上〉をキーワードに
現代美術から大道芸、マンガ、路上園芸までを紹介。
さらに路上を読み解くための多彩なテキストも収録。
展覧会図録を飛び出した、まるごと路上の総力特集!
金沢21世紀美術館と渋谷区立松濤美術館で開催する「路上、お邪魔ですか?」展の公式図録。
赤瀬川原平、藤森照信らによって1986年結成された路上観察学会の40周年を契機として、多様な論理の交錯する〈路上〉を考えるプラットフォームとして企画された「路上、お邪魔ですか?」は、展覧会、刊行物、シンポジウム、イベントなどの連続多発的な出来事から構成されてきました。
そのひとつである本誌は、展覧会出品作品を紹介する図録としてだけではなく、路、道、公共……をめぐる論考、インタビュー、対談、マンガなど28本を収録した論集としても編まれており、路上に立ち上がる多様な文化実践や思考を通して、単視眼的にはとらえきれない路上という場を多角的に照らし出します。
「お邪魔ですか?」と投げかけられた大きな疑問符へのさまざまなかたちでの応答から、路上の公共性を模索する、大ボリュームの“路上新聞”です。