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ホラー映画のサウンドスケープ

2,420円

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怖いのは旋律ではない。沈黙は幽霊を呼ぶ。 なぜ、あの音は怖いのか? 無調、反復、無音……ホラー映画にひそむ現代音楽の手法を解剖し、恐怖を鳴らす「音」の正体に迫る。 [目次] 序 実験的で大衆的な音楽 ミスター・ソフティーの呪い  ペニーワイズの子守唄  忘れられる音楽  恐怖の《表現》と《喚起》  《テラーの音楽》/《ホラーの音楽》/《音楽性の否定》  シェーファーの音景 第一部 テラーの音楽 第一章 驚愕する音楽  驚愕効果  スティンガー・コード  BRECVEMA  音楽的期待と『キャリー』 第二章 心臓の音  『ジキル博士とハイド氏』の音響  『サブスタンス』の生体音  『リング』のリズム変化 第三章 叫び  映画史上最も影響力のあるホラー音楽  耳障りな音と悲鳴 第四章 不協和音  不協和音とは何か  不協和音は怖いか  十二音技法の導入  『クワイエット・プレイス』の微分音  半音階的な和声進行/『ハロウィン』『悪魔の首飾り』  不安を与える地震速報 第五章 トーン・クラスター  発見された新たな語法  歴史的背景  リゲティとペンデレツキ  ノイズ音楽 第二部 ホラーの音楽 第一章 不安の音楽  テラーとホラー  テラーとアンザイエティー  ホラーの始まり/オルゴールと子守唄  畏怖の音楽 第二章 聴くと死ぬ旋律の系譜  死の旋律  映画のなかのディエス・イレ 第三章 テレグラフィング  ライトモチーフの弊害  『死霊館』のルーミングとショック  『イット・フォローズ』のテレグラフィング  ジャチント・シェルシのドローン  シェパード=リセ・グリッサンド 第四章 『シャイニング』を観ながら『ポリモルフィア』を聴く 第三部 音楽性の否定 第一章 怖くない音楽/嫌悪の逆転変調  なぜ怖くない音楽が怖いのか  非感情移入音楽  感情的一致と極性効果  嫌悪の逆転変調  音楽の無関心  オルゴールと子守唄、ふたたび 第二章 リミナルスペースの音景/夜のなかの夜  『アーカイブ81』  ダイエジェティックな恐怖  『バックルームズ』──リミナルスペースと憑在論  『8番出口』  ミスター・ソフティーの正体  聴覚の入れ子  リバース・リバーブ 第三章 音楽性の否定/ベッドシーツ  小林正樹『怪談』  否定の音楽/ベッドシーツ  黒沢清『回路』の非同期性  『リトル・ジョー』 第四章 無音の音楽➀ 沈黙は幽霊を呼ぶ  戻ってきた幽霊効果  『SKINAMARINK/スキナマリンク』  スクリーンから客席へ  ロマン・ポランスキー『反撥』  インフラサウンド 第五章 無音の音楽➁ 完全な真空  黒沢清『降霊 ~KOUREI~』  真空のような感覚  『ヘレディタリー/継承』の無音のスティンガー 第六章  控えめなまとめ  あとがき  音楽に関する用語  参考文献  註記  索引[映画・人名・事項] [著者略歴] 木石 岳 (きいし・がく) 音楽家。山口県下関市生まれ。 エレクトロニカ・ユニットmacaroomで作詞作曲および編曲、プログラミングなどを担当。作曲家の川島素晴とともにジョン・ケージ演奏のプロジェクト『cage out』をリリース。音楽家の知久寿焼と共同プロジェクトで『kodomono odoriko』をリリース。国内外問わず多くの映画、ドラマ、ゲーム作品に楽曲提供している。主な著書に『はじめての〈脱〉音楽 やさしい現代音楽の作曲法』『歌詞のサウンドテクスチャー うたをめぐる音声詞学論考』がある。

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