完全にノックアウトされました。百年を人間が貫いています。自在自由の語りです。これこそが小説だと思いました。
――町田康(作家)
福澤諭吉、『耳をすませば』、緒方洪庵、フットサル、崇徳院、チェス、
ってそんな奇天烈を成立させる筆力よ!
畠山ワールドに没頭せざるを得ません。
──三宅香帆(文芸評論家)
とにかく大きい洪庵先生を偲び、
未来を予知する渋沢栄一と対峙し、
謎の在露日本人・増田甲斎(ヤマトフ)とともに
怪人フョードロフを訪ね、
崇徳院のリフティング対決を受けて立つは、
時空に遍在する福翁(ユキチ・フクザワ)!
表題の歴史改変四部作ほか、書き下ろしを含む三作を収録。
芥川賞作家・畠山丑雄、受賞後初の単行本にしてキャリア初の短篇集!
■目次
福翁四題(ユキチ・フクザワ・テトラロジー)
とにかく大きい洪庵先生 006
パネンカ 024
Anarchy in the Eurasia 034
Monarchy in the Japan 058
その他の短篇
雨禁獄 074
溝口忠文中尉の最期 097
修行のたまもの 144