






カルチャー誌「MASSAGE」の第7号。
音楽に関する記述が非常に充実した一冊です。
2021年にLPのリイシュー、2023年にはサブスクリプション解禁された、スマーフ男組の「スマーフ男組の個性と発展」のリリース当時のインタビューは、上記の機会に初めて聞いたリスナーには発見のある記事になるはずです。
特集の1つは「アルティメイト・ブレイクス&ビーツとその謎」ということで、U.B.Bとは何かから、その影響とディスクガイドと非常にボリュームがあり、充実した内容です。
最近の音楽シーンとの接続という面では、「ボルティモア・ブレイクスの光と影」というのも注目に値します。ジャージークラブの流行に触れた読者であれば、その源泉ともいえるボルティモア・ブレイクスについて知ることで、新たな発見がもたらされることでしょう。
その他にも、「ジャパニーズ・エレクトロ・ポップ」として、DEDE MOUSE、FRAN-KEY、TRAKS BOYS、CHERRYBOY FUNCTIONといった、日本のクラブミュージックにて一時代を築く人々のインタビューや、ダブ・ステップに関するSKREAMへのインタビューなど、今となってもかなり豪華な記事がそろっています。
・目次
NEWS
SILENT SYMPHONY(画:SEIGOFUKUDA)
この10年間にスマーフ男組がやったこと(山口浩司)
アルティメイト・ブレイクス&ビーツとその謎(パンプ横山、高木完、Dub Master X、KZA、荏開津広)
ブレイク ビーツ アンド ミー(ECD)
RECOMMEND DISC IN U.B.B.
コラム(岸田浩章)
I DREAMED LAST NIGHT(写真:KUBO)
部屋からの革命
残された聖なる場所 Gallery traxのこれまで(庄野祐輔)
HANDMADE SPEAKER(制作:MADSAKI、写真:池田晶紀)
室内園芸のススメ(松屋加奈子)
キッチンワークス(五所純子)
部屋にある戦争(松屋加奈子)
BORN AGAIN(画:NA2ME)
ボルティモア・ブレイクスの光と影(ロジャー・ヤマハ)
アートワーク(鈴木ヒラク)
ジャパニーズ エレクトロ・ポップ
DE DE MOUSE、FRAN-KEY、TRAKS BOYS、CHERRYBOY FUNCTION(取材・文:山口浩司)
ダブ・ステップについて メアリー・アン・ホブス、Skreamとの会見記(PMKFA+荏開津広)
チルハウスってなに? 対談:秋山太郎×小野田雄(山口浩司)
窓ガラスを割ってやれ。(ECD)
SIMPLE PLEASURE(Latin Ras Kaz)
PHOTONARCHIC(写真/イラスト:増田正幸)
美品。
発行年:2007
発行元:MASSAGE編集部