ネット時代(主にテン年代以降)のレコードやCD、カセットのジャケット、フライヤーなどのデザインをデザイナーやレーベル別に紹介している一冊です。
図版による紹介が主となっており、海外中心ですが、様々なアートワークを一望することが可能です。
特にbandcampで非常に多くのファンをもつMusic From MemoryやPublic Possession、あるいはbusiness casual、Neoncity Recordsといったレーベルや、日本ではGUCCIMAZEや杉山峻輔といった代表的なデザイナーが取り上げられていることは、「ネット時代」という言葉がしっくりくる括りだと感じさせます。
・目次
はじめに
音楽とその視覚化、アポリア ー80年代以降のインディペンデント・レーベルにおけるグラフィックデザイン(秋山伸)
・第1章:精神と態度
Will Work For Good
Collin Fletcher
John Wiese
Nathaniel Young
・第2章:円と四角
Farbod Kokabi
Chris Reeder
John O'Carroll
三宅瑠人
・第3章:図像とリズム
Eric Timothy Carlson
FISK
Braulio Amado
Robert Beatty
Bobby Houlihan
Com Truise
・第4章:美学と方法
Latency
ruttens-wille
Music From Memory
Jifunhouse
Entr'acte
Public Possession
・第5章:サウンドの気象図
David Rudnick
GUCCIMAZE
杉山峻輔
Business Casual
Neoncity Records
発行年:2020
出版社:グラフィック社