韓国のアーティスト、イ・ランの新刊。雑誌『文藝』の「母の娘」特集にて掲載されたエッセイ「母と娘たちの狂女の歴史」を含む、家族をテーマとしたエッセイ集。
帯に「血縁という地獄をサバイブしてきた」という文言がありますが、まさに「サバイブ」という他ないような痛みや喪失が襲い掛かってくるのは壮絶。その中で、「ジュンイチ」との間で見いだされる愛がものすごく尊い。
個人的には、「1から不思議を生きてみる」が、当たり前のことをそうではないように感じることで、世界の見え方が変わるかが実感できるいい文章だなと思いました。