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ユリイカ2026年5月号 特集=魚喃キリコ

1,980円

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追悼・魚喃キリコ 『blue』(1997)『南瓜とマヨネーズ』(1999)『strawberry shortcakes』(2002)……魚喃キリコの描くマンガには、誰もが持ち合わせる優しさと残酷さ、昂る自意識と突き付けられる現実、そのギャップがありのまま焼き付けられている。日常のなかでふいに訪れる孤独感に真正面から対峙した言葉と線の正確さはこれからもずっと失われない。ある時代を生きた若者たちの、魚喃キリコという作家の、わたしたちのもとに残された生の証をいま確かめる。 ■目次 特集*魚喃キリコ――『blue』『痛々しいラヴ』『南瓜とマヨネーズ』『strawberry shortcakes』『ハルチン』…疼き続けるマンガ ❖インタビュー ボンボは元気にしていますか? / 大友良英 ❖ずっと街を見ていた うつくしい彼たち彼女たち / 角田光代 魚喃さんのこと / 曽我部恵一 ❖魚喃キリコという作家 魚喃キリコ論――描線・言語・電線 / 杉本章吾 魚喃キリコのいた時代 / ばるぼら ❖魚喃キリコという人 「ここ、胸の奥のような……」――魚喃キリコさん追悼 / 藤沢周 世紀末前後の、宙ぶらりんな若者たち / 雨宮処凛 魚喃キリコちゃん、安らかに。 / 安彦麻理絵 ❖言葉の隘路 横顔を見ていた / 東直子 ひとりごとがコダマする――魚喃キリコ作品におけるモノローグとフキダシについて / 松下茉由 ❖イラスト・マンガ 魚喃キリコ先生の思い出 / 渋谷直角 魚喃キリコ漫画のベランダ / 奥田亜紀子 大好きな魚喃キリコさんへ / 岡藤真依 はじめまして / 花園照輝 魚喃キリコ先生へ / 田中火蛾 ❖虚しがりやたち 『南瓜とマヨネーズ』を今読んで抱く違和感とそれを超える普遍的な価値 / 紙屋高雪 あの頃の感受性――魚喃キリコと九〇年代・二〇〇〇年代 / 住本麻子 魚喃キリコと、バンドマンのクズ男 / 星川彩 ❖留まり続けられたなら 魚喃キリコのひとコマに戻る / 大胡田なつき(パスピエ) 時を惜しむ / 久谷雉 魚喃キリコの目 / 上篠翔 ❖いつかの青 写真集『blue』より / 川内倫子 ❖淡い色彩、深いコントラスト 魚喃キリコの黒と白――『blue』の親密さと余白 / 内山美代子 どうにもならないこと――映画『blue』によせて / 浅井美咲 ❖オマージュ strawberry / 文月悠光 ❖ほとばしるラヴ 私達/あたしたちの愛――短篇作品と『blue』、そして「ハイタイム」へ / 品田玲花 狂おしいほど人を愛することは恋愛だけの特権なのか――『strawberry shortcakes』をクワロマンティック・リーディングする / 関根麻里恵 ❖彼彼女とわたし 路上の作家として出会い直す魚喃キリコ / 石井公二  ショートケーキになりたかった私たちは / 加藤綾佳 ナナナンキリコ / 手塚美楽 ❖系図を描く 「私マンガ」と『ガロ』――魚喃キリコの生存戦略 / 可児洋介 《オシャレ》な大人女性マンガの勃興と変遷――魚喃キリコが刻んだ《せつなさ》という普遍性 / 粟生こずえ 初出不明――ある女性向けエロ雑誌について / 新野安 ❖資料 魚喃キリコ全著作解題 / 横井周子 ❖忘れられぬ人々*55 故旧哀傷・伊庭保(三) / 中村稔 ❖物語を食べる*47 猫神に憑かれた村から猫町へ / 赤坂憲雄 ❖詩 花を入れるかばん / 四塚麻衣 ❖今月の作品 今村謙貴・肥沼武・祁答院刻・小野寺奏・七寒六温・澁谷八千代 / 選=高橋順子 ❖われ発見せり Living with the Rhythmic Ghost in the Machine / 香川祐葵 表紙・目次・扉……北岡誠吾 表紙イラスト……『strawberry shortcakes』第8話扉絵より Ⓒ魚喃キリコ/東京ニュース通信社 特集扉イラスト……『キャンディーの色は赤。』「13年間。」より Ⓒ魚喃キリコ/東京ニュース通信社

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