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ユリイカ2026年6月臨時増刊号 総特集=中上健次

2,640円

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中上健次を読み/編みなおす 中上健次が亡くなって34年、生誕80年を迎える。中上健次の横溢は『異族』の文庫化などによっても新たに刻まれたが、その文学は(どこか戯画のように)アクチュアルをいや増しているように感じられる。「路地」の作家はなにを文学の主題としたのか、証言を引き受けつつ更新に向かう総特集。 ■目次 ❖徹底討議 中上健次を更新する――ジェンダーとフェミニズムから問うそのアクチュアリティ / 渡邊英理 内藤千珠子 ❖『奇蹟』論 「内戦」の「戦後文学」――中上健次『奇蹟』 / 渡邊英理 ファシズムとミソジニー――中上健次『奇蹟』が問う戦争のフレーム / 内藤千珠子 ❖中上と…… 中上から遠く離れて / 柄谷行人 先生に中上健次は解らない / 宇佐見りん ❖物語作家・中上健次 中上、谷崎、後南朝 / 山田広昭 中上健次と海――小説『火まつり』に寄せて / 松田法子 オリュウノオバの出現 / 西成彦 小説と物語の閾――中上健次と三島由紀夫 / 梶尾文武 地図と実験小説――フォークナーからTRPGへ / 大塚英志 ❖作品 『異族』ノ掠コスレニ心を襲カサネル / 吉増剛造 ❖「異族」の者たち 『異族』――〈人種〉の美的=感性的教育学 / 友常勉 帝国の誕生――『異族』とそれ以降のアジア / 石川義正 『異族』異論 / 倉石信乃 〈異族〉の国の風景と傷 / 仁科歛 異族の通過 / 丹生谷貴志 ❖対談 文芸漫談 『地の果て 至上の時』を読む / 奥泉光×いとうせいこう 構成=江南亜美子 ❖継がれえぬものに向かって 文学と地方性 中上文学に託けて / 古川真人 夏芙蓉のようにハイビスカスのように / 豊永浩平 中上以後――「私」の写真の終わりに / 川崎祐 ❖路地とその外延 春日、ふたたび / 四方田犬彦 ありありと視る不可視のもの――『紀州 木の国・根の国物語』 / 佐藤泉 内的差異、生活の糧、紀州――中上健次をウェールズに映して見る / 河野真太郎 海外移民と『千年の愉楽』 / 廣岡浄進 中上健次と大江健三郎――それぞれの「日輪」に向かって / 菊間晴子 ❖彼方からのオマージュ 風景の貌を重ねて / 甫木元空 フィンランドと中上健次 / ヴィエノラ・オスカリ ❖中上健次をひらく 中上健次と生命 / 管啓次郎 重力の劇――「十九歳の地図」再読 / 寧宇 中上健次における「バシュラール問題」とフーコー / 峰尾俊彦 インスタント・ラーメン / 髙山花子 「地の果て」と「至上の時」のあいだで――中上健次文学における修復的実践 / 亀有碧 ❖クリティック/クロニクル 中上健次作品解題 / 寧宇 ヴィエノラ・オスカリ 荻野聡士 装幀=佐野裕哉 表紙写真=川崎祐(『未成の周辺』より)©Yu Kawasaki, 2023

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