言語化・考察ブームを分析した上で、独自の自分なりの感想を作っていくための見方のヒントやそれを育てるためのインプット方法などをまとめた一冊。言語化や考察といった、2020年代以降に話題になったこの言葉の指すところを踏まえて、言語化はゴールではない、考察におけるある種の無責任さの問題を指摘するというのは、2020年代後半の今であればできることであり、やってほしいことなのかなと個人的には思いますし、それが前提にあることが、信頼感に繋がっている気がします。
そのうえで、感想の作り方の部分では、本当にテクニカルでありながら、真似して一緒にやってみることができるようなレベルから説明しているので、わかりやすい。インプットの部分は、かなりストイックなレベルの話になってきますが、それでも「現代人は忙しすぎる」という前提が本書の中を貫いているので、そこを踏まえた内容になっているのは非常に嬉しいなとおもいます。
----以下、公式より引用----
「考察芸人」大島育宙さんが、いかに人気ドラマや映画を例に深く観て、モヤモヤした感想にいかに言葉を与え「論」に高めていくか。
■目次
第1部:感想検索病の時代
第2部:独自の感想の作り方
第3部:独自の視点を生み出すインプット術