東京大学 人気講義「死生学入門」を、この一冊に。
日本人らしい死・美しい死
ピンピンコロリ・メメントモリ
輪廻転生・極楽浄土……死の規範から、自由になれ。
■この教室で考えること
・死に方に美しさはあるのか
・なぜ生命は死ぬのか
・そもそも、生まれないほうがよかったのか
・安楽死をどう考えるか
・死は経験できるのか
・人間だけが、死を考えるのか
・現代人は死後の世界を信じているのか
――本文冒頭より
本書は、著者が一方的に死について教える本ではありません。
「死を考える教室」という仮想空間の中で、読者には私の学生になってもらいます。
そして、私との対話を通して、一緒に「死を考える教室」を作ってもらいたいと思います。
本書では、各節の冒頭に問いかけを置き、それに答えるという形式をとりました。
さらに、学生や一般読者から出てきそうな疑問を、「質問!」として置きました。
各講は三つの節から構成され、講の最後には、一人ひとりで考えてほしい発展的な問い、
つまりオープンクエスチョンを置いています。
一般的な問いから始まり、それに対する一般的な答えが示される。
そこに読者からの問いが加わり、著者からの答えが示される。
そして最後には、読者と著者がともに考える「終わりのない問い」が残される。
本書は、そのような対話的な連関から構成されています。
ですから、本書は死についての結論を押しつける本ではありません。
死について、読者とともに考えるための「教室」です。
それでは、最初の問いから始めましょう。