本書は飯沢耕太郎が、東アフリカのケニア・タンザニア・エチオピアをめぐりながら綴った「旅日記」です。滞在した各所で手にしたパッケージや包装紙、チラシ、チケットを、時に拾い、時に剥がし、時に集めながら、ゲストハウスの一室でコラージュ/ドローイング作品をつくっていきました。旅の合間に綴られた日記も登場し、コラージュ/ドローイング作品と共にアフリカの旅の日々をなぞるようにお読みいただけます。
若き頃に訪れたアフリカの記憶を手繰り寄せながら、手元に集まるさまざまなパッケージをコラージュし、さらに自らの手でドローイングを重ね、アフリカにつながるレイヤーが連ねられています。
旅の終わりは虚しくも感じられます。日常生活から離れて異なる経験をした日々、刺激的な体験は体感時間にするとあっという間で、ただ記憶の中へと留められるのみ。コラージュとドローイングを重ねることによって、旅の痕跡を残しつつ、また新たな旅へと歩みを進めたくなる一冊。