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星の身体

2,640円

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かさなりあうことのないわたしとあなたの瞳に映る記憶の故郷、彼方の岸辺。 涙を失くし、季節を失くし身体を失くしても、生まれくる無名のまたたきが次々にこぼれ落ちる。 待望の福島直哉第二詩集ついに刊行。深き抒情の森へ! 装幀=稲川方人 からだをなくして それでも生きているさびしさをいのちと呼んで わたしはもう二度と 誰かに会うことはなくなって そのことに少しほっとしながら 溜息をこぼすようにそっと空を見上げて ひかりとかげが一つの音のように 雲の中を流れてゆくあいだ わたしはこえやことばを使うことに 激しくかなしみながら そこで流れてゆく多くの景色を 故郷のように眺めている (「椿の葉は鉛色の光を含み」より)

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