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松明のあかり

1,540円

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少し奇妙で笑える創作だと読んでいると、小説の世界たちが表しているのはこの世界のあの側面かもしれない、あるいは、それをエスカレートすると、そうなるのかもしれないと思えてくる。そう思ったが最後、小説はあまりに強烈に感じられ、恐怖にも近い感情が想起される。本書の2つ目の短編「ドッキリ」は、その名の通り日本のドッキリ番組のようなという意味でつけられている。その題材のあまりの滑稽さにひきつけられるが、冷静に考えるとこんなようなことは多かれ少なかれ起きているように思えてしまい、ヒヤッとする。 ----以下、公式より引用---- アメリカ合衆国在住の作家バリー・ユアグローがトランプ政権下のアメリカに住む不安を小説に。 『ボッティチェリ 疫病の時代の寓話』からわずか5年。ユアグローから再び届いた「アメリカのいまを伝える」緊急文書。 「ここに収められた物語は心の、思いきっていえば魂の訴えである。」(柴田元幸) “昨年の大統領選で、本書の収録作「彼」で言及される「彼」の元とおぼしき人物が、七千万以上の国民に支持されて大統領に復帰して以来、合衆国から暗い知らせが届かない日はない。そして、七千余万の人たちのうちかなりの人数にとっては、それら暗い知らせも暗くはなく、ひょっとすると喝采すべき明るい知らせなのかもしれない、と思うと気持ちはますます暗くなる。  とはいえ、そんな吞気なことを言っていられるのも、あくまで当方は外国にいて、いまのところは直接、精神的にも物理的にも甚大な害は被っていないからだろう――いまのところは。が、暗さの渦中にいる人々は、どんな思いで生きているのか?  バリー・ユアグローから届いたこれらの寓話は、そのひとつの実例を伝えてくれる“ (訳者あとがきより)

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