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【サイン本】西高東低マンション

1,980円

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武塙麻衣子さんの著書『西高東低マンション』のサイン本です。 ぜひ多くの方に知っていただきたい作家さんです。描かれているのは、日常の見過ごされがちな幸せや、家族間での愛情、近所の飲み屋での何気ない会話の中に滲む都市生活者の優しさなどであり、それら全体を少しの奇妙な要素がユーモアとして包みこんでいます。でも、それだけではない少しの寂しさや不穏さのように感じられるものは、人間がなにかあってもそれでも生きていくということの時に不条理にさえ感じられるものを想起させる気がします。他にも言えることはたくさんありますが、猫の描写、食事の描写は特に一級品でしょう。 日記からエッセイ、そして小説へと確実に文章表現の幅を広げるこの作家がさらに大きな存在になることは容易に想像できます。その大きな一歩となるこの作品をぜひ手に取ってみてください。 ----以下、公式より引用---- とても変、なのになんだか幸福な、夢の中にいるみたいです。 穂村 弘 誰かを思い返すとき、それはすべて物語のようだと思う。 マンションの一風変わった住人たち。通う古い酒場で夜毎語られる常連の話。いつの間にか遠くなった学生時代。二匹とふたりで暮らす私が書き留めた日々の小景。 夫と二匹の猫と一緒に暮らしている横浜のマンションは築四十五年となかなか古い。どの駅からも微妙に遠い立地の上、あちこちの立て付けやら配管の調子などが多少悪くなってきた。しかし集合ポスト近くの花壇には常に季節の可愛らしい花が植えられ、静かな人々が生活していてとても暮らしやすい。先の新型コロナウィルスが猛威を振るっていた頃、今もちょうど座って原稿を書いているこの場所で、ある日突然、そうだもっと文章を書いてみようと思った。 武塙麻衣子

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