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猫島からの帰還

2,970円

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1954年宮城県生まれの写真評論家/きのこ文学研究家/詩人である飯沢耕太郎の第四詩集『猫島からの帰還』です。 『猫島からの帰還』は、著者が20代後半に、東アフリカに滞在した後に執筆された1982年の原稿をもとに大幅に加筆して構成されました。ケニヤの東海岸、ソマリアとの国境に近いにラム島がモデルとなっている、猫たちが支配する「猫島」を、「わたし」と「猿の顔をした子」が旅をする、16篇の連作詩です。 アフリカの大地が匂い立つような、スワヒリ語と日本語の豊かなポリフォニーによって象づくられた「猫島」の世界を、画家・高橋克之の挿絵が彩ります。宮添浩司による瀟洒な造本にもご注目ください。 ■本書より 「――さあ どこにでも行くがいい でももう二度と戻ってくるなよ 小さな老人たちのなかでいちばん小さなひとりが そう言いながら背中を蹴とばして わたしたちを 石と骨の土地へと送り出した。」(「対岸Ⅰ」より) 「Lakini dunia yazunguka Dunia ya wanadamu Dunia ya wanyama Dunia ya samaki Dunia ya miti Dunia ya wapenzi Dunia ya wafu Dunia zote zazunguka milele だけど世界は回りつづける 人たちの世界 動物たちの世界 魚たちの世界 樹々の世界 恋人たちの世界 死者たちの世界 すべての世界は永遠に回りつづける」(「世界」より) 「俺は俺ら俺らは俺壱匹にして無数なる∞なる個 俺(俺ら)の声をあわせ🖐️みゃうみゃうと唱和せり みゃうみゃうと湧きおこる唄 kisiwa cha pakaを包みて  雲の柱となり 雨雨雨雨となり🖐️猫島に降りそそぐ  muvua inanyesha sana」 (「猫が…」より)

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